データアクセス制御の概要
CelerData はロールベースのアクセス制御 (RBAC) フレームワークを採用しており、クラスタ管理者が CelerData クラスター内のオブジェクトやデータへのアクセスを正確に管理および規制することができます。
CelerData の RBAC フレームワークは、以下の主要な概念に基づいています。
- オブジェクト: アクセスが許可されるエンティティ。たとえば、catalog、データベース、またはテーブルなど。無許可のアクセスは禁止されています。
- 特権: オブジェクトへのアクセスの定義されたレベル。アクセスの付与の粒度を制御するために、いくつかの異なる特権が使用されます。
- ユーザー: CelerData によって認識されるユーザーアイデンティティ。認証されたユーザーは直接 CelerData にログインできます。
- ロール: 特権を付与できるエンティティ。ロールは他のロールやユーザーに割り当てることができます。
オブジェクトと特権
CelerData のオブジェクトは、表現する概念に関連した論理階層を持っています。たとえば、データベースは Catalog に含まれ、テーブル、ビュー、マテリアライズドビュー、関数はデータベースに含まれます。
以下の図は、CelerData クラスター内のオブジェクトの完全な階層を示しています。
各オブジェクトには、付与可能な特権項目のセットがあります。これらの特権は、これらのオブジェクトに対して実行できる操作を定義します。ロールやユーザーに対して GRANT および REVOKE コマンドを通じて特権を付与および取り消すことができます。